世界各地で個展を行ってきた英国の人気ペインター親子による二人展!
ゲーリー&バンビ・グッドマン 2人展
Gary&Bambi Goodman exhibition
“Everything is Everything”
2015年10月24日(土) 〜 11月7日(土)
WISH LESS gallery では、ヨーロッパ、アメリカ、ニュージーランドなど世界各国で個展を行ってきた英国出身のペインター、ゲーリー・グッドマンと彼の愛娘、バンビ・グッドマンによる二人展を開催いたします。作家本人も来日し、ライブイベントを予定しています。
作品についてゲーリーはこう語ります。
自分のアトリエに行く時は思い込みを捨てます。アートは私が頭で考えるように上手くは行きません。意識的に描こうとするのではなく、描き出されるのだと思います。長年の間で培ってきた表現のレパートリーは膨大で、動物、女性、森などのモチーフが主にテーマに挙がります。それらは旅先、家族、ファンタジーの中から得られた体験に由来しています。満月や雷の音、美しい女性、林の側道で孤独に佇むベンチなどから刺激を受け、さらにカラスの鳴き声、狼のうなり声、クジラのジャンプ、そしてゴールデンヘアーの女性達も加わります。
よく私は愛犬のダーリーンと森の中を散歩します。犬らしい荒い息と笑顔でお気に入りのボールを追いかけるダーリーンのなびくグレーの毛に心惹かれます。私とダーリーンはよくおしゃべりし、楽しい時間を過ごします。マキバドリと濡れた牛の群れを見つけたり、情熱的な夢を見ることもあります。
ある時、悪ガキ達が繋がれた子犬をいじめている光景を見つけました。その時私は運転中で車を停めるところもなく、何もしてあげられませんでした。私はひどく後悔し、この出来事を詩に書き上げました。
なにかする時は立ち止まって
生きるモノの目をじっと見て
もしあなたの体に温かい血が流れているのなら
こんな行いは出来ないはずだ
ゲーリーはこれまで、ペインターとして、または詩人として自身のユーモラスな世界を積極的にアプローチしてきました。荒々しく描かれる対象物は非現実的な雰囲気を出し、小さい 頃読んだ童話の世界へと誘うかのようです。 また、バンビにおいては、父ゲーリーに影響され絵を描き始め、独学でシュールな世界観を築いてきました。ジャパンタイムズ紙でイラストを担当するなど、今度も大注目の若手作家です。
本展では、ペインティングやドローイング画を中心に新作を展示・販売いたします。また、作家が来日し、ライブペインティングや公開制作などイベントを行います。作家が手作りしたzineなどのグッズ類も合わせてご紹介いたします。ここでしか見られない英国が生んだアーティスト親子の共演をお楽しみください。
OPENING RECEPTION
2015年10月24日(土) 18:00〜20:00
作家を囲みささやかなパーティを開催いたします。
DJ:Yukitomo Hamasaki(mAtter)
Gary Goodman/ゲーリー・グッドマン
独自の着眼点で、感じたままに描く。 芸術的な自己意識や礼儀にとらわれず、はっきりと直接的な表現を得意とする。不作法で整っていない大胆なタッチと色使いにも関わらず、対象物のリアルな内面を繊細に表す。過ぎ行く世界に「ハロー」と気軽に声を掛ける様に、日々制作を続けている。イギリス人らしい皮肉の利いたペイントとポエムが好評。National Portrait Gallery, Shawn Vinson USA, Mall Galleries London, Galleri Apothek Stokmarknes Norway, Art First London, Atelier Klint Germany, Charleston Farmhouse Sussex, Royal College of Art, Curwen Gallery London など、イギリスはもちろんヨーロッパやアメリカ、ニュージーランドなど世界各地で個展を行う。作品制作は、英国サセックス州にある自宅庭の小屋で行われる。
アーティストウェブサイト:garygoodman.wordpress.com
英国ブライトン出身のペインターで、普段はパブで働きながら2階のアトリエで作品制作 している。父はゲーリー・グッドマン。両親は共にアーティストで、バンビも自然と絵の道に導かれる。絵は独学で習い、美術学校での授業は苦手。社会正義、動物、失恋、ボブディランらに影響を受ける。バンビは自身の作品に決して満足せず、よりユーモラスでセンチメンタルな表現を目下模索中。これまでに数々の個展やオープンハウスなどで作品を発表。ジャパンタイムズ紙のイラストも担当している。 今後も制作活動を続け、世界に向かって「ハロー」とアピールしていきたい。
アーティストウェブサイト:bambigoodman.tumblr.com
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STATEMENT
When I go to my studio I have no real self-expectation – art can’t be planned as far as I’m concerned. It happens when I start doing it. Thinking isn’t doing, in my opinion. Over many years I have built up a repertoire of images, themes and motifs; animals, girls, forests… arrived at through experience: travel, family, fantasy etc. .. inspired by the full moon, thunderstorms, beautiful women, lonely bent over trees by the side of the road, crows cawing, wolves howling, whales leaping, my golden-headed girls.
I take my dog Darlene out for regular walks on the Downs, in the woods, by the sea, and I love seeing her little doggy face panting and smiling; chasing her ball with wind blowing through her grey hair. We have good times and we talk about things. We’ve seen meadowlarks and met some cows. I had intense dreams at night.
One day I saw some horrible kids tormenting a puppy on a lead. I couldn’t do anything as I was in a car and there was nowhere to stop. I was very upset and wrote a poem about it which ended…
…all you have to do is take some time
look into the eyes of any living animal
and if you have any warm human blood
flowing through your body
you wouldn’t ever behave like that”
Gary Goodman is a painter and poet. His imagery is resoundingly direct, unbothered by artistic self-consciousness and politeness; unrefined, unmannerly yet sensitive. He simply wishes to say ‘hello’ to the world as it passes him by.
He works from his shed at the end of the garden in Sussex.